『シライサン』:あなたは呪われました

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こんにちは。

今回は『シライサン』です。
乙一さんの新作ホラー小説。

そういえば、このブログで乙一さんの小説について書くのは初めてな気がする。
別名義、中田永一としての『百瀬、こっちを向いて。』は、このブログの初期に紹介していましたが。笑

『百瀬、こっちを向いて。』と、黒焦げのパン
こんにちは。お元気ですか!? 本題の前に、まずは近況報告です!興味のない方は下へスクロールしてください。 まぁ、報告する程のものでもないですが......実は最近、よく食パンを食べるようになったんですよ、ちょっとした夜食に丁度良いんです...

個人的には、乙一さんの作品は全部好きですが『GOTH』がおすすめですね。

今日の一冊

改めて、今日の一冊は『シライサン』です

出版:角川文庫
作者:乙一

――友人が死んだ。なにかに怯えるように逃げ、そして最期には眼球が破裂した。
謎の死の真相を探ると、その影に現れた一つの怪談話。
「――シライサン」
その名を聞いたとき、日常の終わりが始まる。
「お二人は......呪われました」

 

異様に目の大きな女性が登場する怪談話、その話に登場する「シライサン」という名前を聞いた人は呪われるという、王道ホラーな展開。リングの『呪いのビデオ』のように、なにかの媒体を介して呪いが伝播していくタイプで。
文章力はもちろんですが、舞台設定も良い感じに不気味さを増しています。
数十年前に起きた目隠村の事件。
死体の手のひらに穴を開け、鈴のついた赤い糸を通して埋葬する風習。
鈴の音と共に、じっとりと現れる異様に目の大きな女。

名前を聞いただけで呪われるという理不尽さ、そして「シライサン」からは目を逸らしてはいけない。
ホラーでよくある気絶したら助かるというのが出来ず、あのお約束が許されない厳しさが好きでした。
主人公たちは常に怪異の影に怯えながらも、常に怪異と向き合うことを強制され、精神を削られる。徐々に弱らせられていく主人公に自分自身を重ねると、僕はすぐに逃げだして死んでしまうかもしれないなと。笑
ホラーとは別に、他人を見続けなければいけない怖さ、相手から見つめ続けられる気持ち悪さが相まって、言い表せられない嫌悪感に襲われます。

シライサンとは一体なんなのか。この呪いの始まりは一体どこなのか、そして目的は。

この作品の結末は、やっぱり乙一さんの作品だなと思わせてくれるような、意味がわかるとゾッとする怖さ。もしかして、こういうことだったのか? と分かったときの世界が揺れ動くような感覚はさすがだなと思いました。
......僕の解釈が合っているかわからないですが。

あまりネタバレにならないように言いたいですが、
最後に登場する親戚の女の子って、もしかしてって感じですよね。

 

とりあえず今回はここまで。
興味本位で怖い話を聞いてはいけませんよ?
では、またね。

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スドー

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読書と料理が趣味、ゲームが生き甲斐の村人S。

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