『Q&A』:恐怖を想像して恐怖を創造して

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こんにちは、どうもです。
そうだ、たまにはケンタッキーを食べに行こう!
と思うたびにクリスマスイブに被ります。
毎年、クリスマスのことを忘れてケンタッキーへ行って、コールスローだけ買って帰ります。

メリークリスマス。

 

さて、今回は恩田陸先生の『Q&A』です。

今日の一冊

『Q&A』

出版:幻冬舎文庫
著者:恩田陸

 

全編、登場人物が一対一で話しているという珍しい構成の一冊。
タイトル通りのQ&A。
心情や風景の描写に関した地の文が無く、鉤括弧に囲われた言葉と、地に書かれた言葉のやり取りだけで話が進んでいくので、二人の会話を横で聞いているような不思議な感覚がしますね。

 

内容としては、とある大型商業施設で重大死傷事故が発生。商業施設から逃げ出した人々は口々に、中で有毒ガスが、怪しい人が、逃げようとした人がエスカレーターから落ちていった......しかし、どこか釈然としない話ばかり。全員が聞いた噂話を話しているような、夢で見た内容を話しているような、事件なのか事故なのかもはっきりしないまま時間が過ぎた。
そんな謎に包まれた事件。
靄に包まれた事件の輪郭を、僕たち読者がこの一冊を通して解き明かしていく。

 

記者やタクシー運転手、主婦など事件に巻き込まれた人から関係ない人まで、多くの人がそれぞれの立場から、それぞれの体験や意見を話すのを読んでいると、少しずつあの日何が起きたのかを理解していくことができます。

登場人物の名前、地の文、はっきりとした場所の説明などが無く、すべて読者の想像で補っていかなくてはならないのが、この小説の不気味さと気味の悪さを増す助けをしていたような印象でした。想像すればするほど、悪い方へ過激な方へ脳内の映像が広がっていくのが、怖いところだし、読書の面白いところですよね。

ぜひぜひ、読んでみてください!

 

閑話。
最近、Instagramを始めたんですけどね。
ちょくちょく読書記録を更新しているので、暇なときにでも覗いてみてください。
っていう、どうでも良いお知らせ。

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スドー

こんにちは!

読書と料理が趣味、ゲームが生き甲斐の村人S。

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