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『カルメン』: 明日もオレンジを

 

今日の内容は『カルメン』です。

『カルメン』と聞いてオペラを思い浮かべる人もいるのかな?

それとも原作を思い浮かべるのか……。

 

カルメンは、サロメなんかに代表されるファムファタールの一人としても有名ですね。
その印象が一番強いような。

 

そんなこんなで、今回は原作の方です。

僕はオペラとかは詳しくないので(;´∀`)

 

 

今日の一冊

それでは張り切ってどうぞ。

『カルメン』
著者:プロスペル・メリメ

出版社は上に挙げたように選べるので、訳者や訳された文体で自分好みのものを。

因みに僕は岩波文庫版で読みました。
というのも、色んな書店を巡ってみたものの新潮版が見つからなかったんですよね。残念。

 

感想

ある青年が一人の女性に翻弄され、軍人から犯罪者へと堕ちていく姿を描いた作品。

タイトルは有名な一冊ですが、有名なものほどなかなか読む機会が無いものです。

 

あらすじとしては、
投獄された山賊ホセがカルメンという女性に翻弄され犯罪に手を染め、最後にはそのカルメンまでもを手に掛けてしまう。そんなホセが獄中で行う懺悔話。そして語られる、カルメンとの出会いから、その結末に至るまでの鮮やかながらも愛憎が渦巻いた一時の記憶。

 

 

自由を愛し、何にも縛られないように生きるカルメン。そんな彼女に惹かれていき、軍人から盗賊へと身を落としていく姿が何とも言えない。切っ掛けはほんの些細なことの筈なのに、少しずつ人生の歯車が狂っていく。それは、自由に生きるカルメンの魅力によるものなのか、ただただ恋愛というものの盲目さによるものなのか。

 

 

情熱的で心変わりがしやすく周りの人たちを心のままに振り回すカルメンの姿は、風のように掴みどころがなく、不思議な魅力がある。たぶんその魅力こそが、カルメンをファムファタールとさせているのだろうな。

 

一度は、こんな人と会ってみたいと…少しだけ思ってみたり。

 

 

おわりに

僕は、この話を読んでいる途中で『ティファニーで朝食を』が少しだけ頭を過りました。なぜなのか、自分でも詳しくは分かっていないですが……。

もしかしたら、ヒロインの自由を愛する姿、生き方。そしてそれに振り回される主人公の構造が似ていたように思ったのかな。なんてね。

『ティファニーで朝食を』も良い話ですので、ぜひ読んでみてください。おすすめです。

 

 

話を戻して。
この作品には民俗学的話の面も。

作中ではカルメンが自分のことをボヘミア女だという場面があるように、「ジプシー」についての話でもあります。
ジプシーという呼びはあまり良くないらしいですが。

 

踊りや占いなどを始め、彼らの生活の一部が理解できるような感じです。今までどうやって過ごして来たのか、その文化に少しだけ触れてみると色々と分かるものがあるかもしれませんね。

 

それでは、今回はこの辺で。

 

 

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スドー

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