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『檸檬』: あなたに檸檬を。[2017の夏企画三回目]

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思い出はいつか色褪せてしまう。

では、色褪せないものって?
……うーん、分からない。

でも一つだけ確かなことは、「本は読むたびに色とりどりの風景を見せてくれる」ということだと思います。

今回は、(勝手に始めた)夏企画の三回目です!
夏に読みたくなる、『檸檬』についてです。

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今日の一冊

内容としては、一冊というよりも一編と言った方が良いのかもしれないですね。

『檸檬』
著者:梶井基次郎 出版社:KADOKAWA 

この一冊から、表題作の『檸檬』を。

あらすじ

京都の町を歩き、彷徨う主人公のある日の話。

毎回思うけれども、あらすじを書くのは難しいな。
何と言っても短い作品なので、纏めると結末まで書きたくなってしまうんですよね……。

感想

梶井基次郎といえば、若くして亡くなり、残した作品も決して多いわけではないことで有名ですよね。

この『檸檬』を含め、一つ一つの話が濃く、どこか儚げな印象を与えてくれます。

僕は梶井基次郎の作品は、どこか死と隣り合わせのような雰囲気。そして何と言っても、どれもが五感を刺激するようなものばかりだと思っています。文章のみでここまで表現することができるのかと驚き、引き込まれる。そして現在、僕の書く文も色々と影響を受けていますね!(思っているだけかな……)

この『檸檬』の感想としては……やっぱり『色』なのかなと思います。
序盤は、主人公の陰鬱な気分の影響もあってか読んでいる僕自身が想像する景色も色が無かったり、色褪せていたり、どこか空虚な印象を与えられました。

しかし、八百屋で「檸檬」を見つけた瞬間。
世界が色づくような、色彩豊かになるようなとても気持ちの良い感覚になります。
僕としてはこの一瞬が忘れられないのです。

作中では、
――レモンエロウの絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの単純な色――
と表現される檸檬。檸檬の鮮やかな色や冷たい肌触り、酸っぱさに加え、絵の具のあの匂いがどこからともなく香ってくるようです。

言葉の選び方が、とても繊細で綺麗で、ガラス細工のよう。
ぜひ、『檸檬』を五感で楽しんでみてください。
きっと……こんな文を書いてみたいなと思ってもらえるんじゃないかな。

上手く書けたかな……影響受けてるなんて書いちゃったからな。上げたハードルをくぐった感じ。
今回は真面目に書いているので、出来れば暖かい目で読んでくださいね(´・ω・`)

普段だったら
生暖かい目でお願いします!

なんて言うけれども。

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スドー

こんにちは!

読書と料理が趣味、ゲームが生き甲斐の村人S。

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