『偽善』という言葉

スドーが『偽善』について書いていたので、感化されてみようかと思い立ち、自分の考えを書いてみようと思います。

これに関しては9割くらいBUMP OF CHICKENの藤原基央さん(以下、藤くん)の受け売りなので、皆さんに伝わればいいなぁと、みんながこんな心だったらなぁと思っています。

さて皆さん。偽善って言葉を聞いたらどんな印象でしょう。

性格が悪い。腹黒い。裏がある。そんな印象、悪い印象がほとんどじゃないでしょうか。

そりゃそうでしょうねぇ。「偽りの善」という字なんですから。

偽善(ぎぜん)とは、善良であると偽ることをいう。また、これを行う者は偽善者とよばれる。外面的には善い行為に見えても、それが本心や良心からではなく、虚栄心や利己心などから行われる事を指している。

偽善 - Wikipedia より  

Wikipedia的にもそんな感じらしいですね。これは共通認識ではないでしょうか。


では、こんな状況を想像してみてください。

とある富豪がいた。傲慢な態度により人々からはあまり好かれてはいなかった。
富豪は言った。「○○の地域が貧しい思いをしている。私は彼らを助けるために寄付を贈ろう!だからお前たち村人は私を称えよ。わかったか!!」

さて、露骨に性格の悪い富豪ですね。あまり好かれていないのも頷けます。きっとこれは偽善であると判断されるでしょう。

しかしこの時、寄付を贈られた地域の人々はとても助かりますよね。彼が自らの心を満たすための行動により、助けられた人々がいた。ということになります。

こう考えると、偽善が自分のためであっても、完全に悪ではないような気がしてきませんか?まだそこまでいいものに見えないですかね?

さらにこんな状況はどうでしょうか?

とある男の子が彼女の誕生日プレゼントに何を選ぼうか悩んでいます。
「あの色が好きだったからこっちかな?でもこっちも彼女には似合いそうだし、財布とか時計とかも捨てがたいなぁ……。どれが一番喜んでもらえるだろうか。うーん。」

とても穏やかな悩みですね。好感を持てる人が多いのではないでしょうか。

彼女・彼氏に喜んでもらいたいが為に悩む人、読者様の中にもいらっしゃいますかね?

では質問です。これは偽善でしょうか?

「そんなわけないだろ。彼女のためなんだから。」「そうだよ。喜んでもらいたいんだよ?」

はい。そこです。『喜んでもらいたいから』

相手が喜んだら、一番嬉しいのは、確実に自分自身ですよね。「○○してもらいたいから。」という部分に関しては、先程の富豪と変わりないわけです

"誰かの為"が偽善であり汚い、というわけではなく、"誰かの為"も偽善であり美しい、と言いたいのです。

藤くんは、「自分の為って、かっこいいし、信用できる。」と表現していました。

喜んでもらいたい。楽しんでもらいたい。そういった感情の全部が『相手の為』で『自分の為』なんです。偽善なんですね。

どうでしょう。偽善という言葉が、綺麗なものにも見えてきたんではないでしょうか?

この考えを持ち始めてから、自分の行動のほとんどが偽善に見え、それでも全然悪い気はせず、さらに友人から優しいと評されることが増えました(自分でこれを言うあたり、ちょっと変な奴ですよね)。

偽ってはいないですよね、彼女のプレゼントを考えていた彼は。しかし自分の為、偽善なんです。

きっと偽善と聞いていい気がしないのは、きっと先入観なんです。

「やらない善よりやる偽善。」という言葉。聞いたことありますか?

この言葉が、「偽善によって助かる人がいる」ということの裏付けになりますね。

善・偽善なんて区別してしまうから、いざ困っている人に手を差し伸べる時に「これは偽善なのでは?」と踏みとどまったりしてしまうわけです。

善でも偽善でも、どちらも美しいものである。そんな考えを持つ人が増えたら、なんて夢物語を語ってみます。こういった視点もまた単独的で独りよがりなんですけどね(笑)。


さらに藤くんはこうも言っていました。「真の優しさ、真の善行は自分が気づかないうちに誰かに伝わっている。」

『相手の為』とか『自分の為』とか、そんな考えの外で、自分でも気付かないうちに起こしたアクションこそが、真の優しさになり得る、ということですね。

そういう意味じゃ、たぶん自分は真の優しさになんて触れてもいないと思います。まだまだ僕は偽善者でしょう。

でもその偽善で誰かが喜ぶなら、助かるなら、喜んで偽善者になりますよ。一生偽善者でも全く構わないですよ。

さて少し長くなりましたね。多少でも誰かの心が揺れ動いたらいいなぁ。

昨日のスドーの記事とはなかなか違う視点ですね。こういうのがあるから4人でブログいいよね。

まぁ僕はBUMP OF CHICKENのお話を自分の言葉で伝えてみただけですけどね。完全な自分の意見は持ってないのです……。

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オサダ

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