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『百瀬、こっちを向いて。』と、黒焦げのパン

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こんにちは。お元気ですか!?

本題の前に、まずは近況報告です!興味のない方は下へスクロールしてください。

まぁ、報告する程のものでもないですが......実は最近、よく食パンを食べるようになったんですよ、ちょっとした夜食に丁度良いんですよね。
焼きたてのカリッとした表面の食感と、中のフワッとした歯ざわりのギャップがたまらない!
しかし、そんな食パン生活の中でとある悲劇が起こってしまいました。

......悲劇!なんて書きましたけど、ただ食パンを焦がしてしまったというオチ。

その時は偶々フライパンを使って焼いていました。良い匂いと、丁度良い焼き加減のところでワクワクしながら火を止めたのですが、ここに落とし穴が......驚くほど深く巧妙に隠された穴が......
もしパンを焼くときにフライパンを使うのであれば、この言葉を頭の片隅にでも留めておいておいてくれると幸いです!

そう、「余熱でパンが焦げる」ということを。

驚きましたよ、お皿などを用意している間に食パンが真っ黒に......こんな時って色々考えてしまいますよね。

「このパンは暗記パンで、フライパンの表面を写しちゃったのかな?」とか。
「焦げてる、炭化してる......確か、二酸化炭素1モルが出来るときのエネルギーって393キロジュールなんだっけ」みたいに以前読んだ本の内容を思い出したり。

でも焦げてしまったら現実逃避をし続けても仕方がないので、焦げてコーヒーの様な匂いのする食パンを食べました。......苦かった

以上、ほろ苦い思い出が増えた夜のお話でした。

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今日の一冊です!

さて、ここからが本題。(ここまでたどり着くのに遠回りをしすぎ)

今回の本は、 「百瀬、こっちを向いて。」 です。
著者:中田永一 出版社:祥伝社文庫

少し詳しく<本について>

ジャンルは?

ジャンルは、恋愛小説です。
僕は普段、恋愛小説を読まないんですよね。(小説だけでなく、映画やドラマも!)
「こんなセリフ言わないよな」とか、「こんな行動しないよ」などと色々考えて途中で嫌になってしまうことが多く、恋愛物アレルギーなのかな?と思う日々。
(ロミオとジュリエットを苦労しながら読んだのは良い思い出だったり。)

収録作品

そんな僕でも、最後まで楽しく読めたのがこの一冊でした。
作品集ということで、表題作をはじめ四作品が収録されています。

  • 百瀬、こっちを向いて。
  • なみうちぎわ
  • キャベツ畑に彼の声
  • 小梅が通る

以上の四つです。

内容や感想!

では、ここから本の詳しい紹介と感想を。 ネタバレはないはずなので安心してください!

表紙が好き

まずは表紙について
何といっても、この作品は表紙が綺麗なんですよ。
白地に、水色でタイトル、著者、出版社というシンプルなもので

「百瀬、こっちを向いて。」

という言葉が目の前に浮かび上がり、本に呼ばれている様な気にもさせてくれます。
つい、手が伸びてしまう。そんな表紙です。

内容

次は内容について……

一言(一文)で述べると、「恋愛というものから距離を置いている主人公たちの青春の恋愛を描いた作品集」です。
長くなった……
では、僕が最後まで楽しめた理由とは何だろう?と考えた時に挙げられるのが……

  • どれも特別派手な物語というのではなく、優しい文体で、
    語り部の言葉や心の動きが等身大なので、目の前に広がる世界に入り込みやすい
  • 物語のカギとなるのが嘘、偽りであること
  • どの作品の登場人物も何かしら劣等感を持っていて、
    そこから生まれる言動が読者に親近感を抱かせる
  • 初めと終わりで分かる、登場人物の小さな成長

……こんな感じですかね。
決してドロドロとしたものではなく、スッキリとした内容です。
さらに、現実的な……等身大的な内容なので、
普段恋愛モノを避けている方も楽しめるのかなと、そしてお勧め出来るのかなとも思います!

青春時代の甘酸っぱく、そして苦い経験を楽しめる。
在り来たりな表現だけど、檸檬を絞り始めた最初の爽やかな酸味、そして全てが絞り終わるころに感じる香りの良いさっぱりとした苦みを感じられる一冊です。
決してパンの焦げの様な苦さではありませんね。

おすすめの話は?

どの作品も好きなのですが、僕の一番のお勧めはやっぱり表題作である「百瀬、こっちを向いて。」ですかね。

僕の中で好きになったポイントは、
主人公の感情の変化、友人である田辺の存在……
そして、百瀬の人柄を主人公と一緒に感じ取って読み進めていける内容。
青春の、苦さや酸っぱさ、怖さ、そして甘さが詰まっていると感じましたね。

最後に

本当は、あらすじや、他の短編もお薦めしたかったけど、
続きはあなたの目で確かめてください!って感じになってしまいましたね。
今回はこれで終わりにしますね。

どの作品も静かに心に浸み込んできます。
貴方のお気に入りのお話が見つかれば幸いです。

もし良ければ本を手に取って、四つの異なる青春を体験してみてください。

今回はネリネを贈ってお別れを

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スドー

こんにちは!

読書と料理が趣味、ゲームが生き甲斐の村人S。

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